小田急線・新ダイヤの混雑状況( 2018年 )

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小田急 新ダイヤ

目 次

1 小田急線 混雑時間
..相模大野駅 新旧ダイヤ本数を比較
..1.1  6:00 ~ 6:59

..1.2  7:00 ~ 7:59
..1.3  8:00 ~ 8:59
..1.4  6:00 ~ 8:59

2 朝の通勤ラッシュ時間帯における
..相模大野乗車時の混雑率上昇の原因は?

..2.1新宿行 ..快速急行の混雑原因

..2.2千代田線乗り入れ
…….通勤準急の混雑状況

3 小田急線・新ダイヤの混雑状況
..( 2018年 )のまとめ

..3.1多摩センター  ~  新宿
……京王相模原線
……VS 小田急多摩線の比較

アイキャッチ画像
ODAKYU VOICE
から引用しています。

 
2018年3月17日(土)小田急線の複々線化に伴いダイヤ改正された小田急新ダイヤに相模大野から乗車し、朝の通勤状況を調べました。

新宿行の殆( ほとんど )が、急行から快速急行に変わりましたので、旧ダイヤよりも最大で12分ほど新宿駅に早く到着する様にはなりましたが、ダイヤの改正前よりも、町田駅~新百合ヶ丘駅の混雑がひどくなった様です。

朝の時間帯別に旧ダイヤと新ダイヤを比較して混雑の原因を探ってみました。

小田急線 混雑時間
相模大野駅 新旧ダイヤ本数を比較

・1
6:00~6:59


種別



比較
特急・新宿 2 2 0
小計 2 2 0
快速・新宿 0 6 6
急行・新宿 9 0 -9
準急・新宿 1 0 -1
小計 10 6 -4
急行・千代 0 2 2
準急・綾瀬 1  0 -1
通勤準急 0  3 3
小計 1  5 4
各停・新宿 6  5 -1
各停・町田 0 1 1
小計 6 6 0
合計 19  19 0

・2
7:00~7:59


種別



比較
特急・新宿 0 0 0
小計 0 0 0
快速・新宿 0 12 12
急行・新宿 12 0 -12
準急・新宿 2 0 -2
小計 14 12 -2
急行・千代 0 0 0
準急・綾瀬 4 0 -4
通勤準急 0 5 5
小計 4 5 1
各停・新宿 4 6 2
各停・町田 3 2 -1
小計 7 8 1
合計 25 25 0

 

・3
8:00~8:59


種別



比較
特急・新宿 0 1 1
小計 0 1 1
快速・新宿 3 7 4
急行・新宿 7 3 -4
準急・新宿 2 0 -2
小計 12 10 -2
急行・千代 0 0 0
準急・綾瀬 1 0 -1
通勤準急 0 1 1
小計 1 1 0
各停・新宿 3 6 3
各停・町田 4 1 -3
小計 7 7 0
合計 20 19 -1
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・4
6:00~8:59 合計


種別



比較
特急・新宿 2 3 1
小計 2 3 1
快速・新宿 3 25 22
急行・新宿 28 3 -25
準急・新宿 5 0 -5
小計 36 28 -8
急行・千代 0 2 2
準急・綾瀬 6 0 -6
通勤準急 0 9 9
小計 6 11 5
各停・新宿 13 18 5
各停・町田 7 3 -4
小計 20 21 1
合計 64 63 -1

 


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朝の通勤ラッシュ時間帯に
おける相模大野 乗車時の
混雑率上昇の原因は?

 

小田急線・新ダイヤ( 6:00~8:5 9)では、千代田線乗り入れを多摩線から小田原線に変更したことで、新宿行は 8 本減、千代田線乗り入れは 5本増となりました。

新宿行 比較
快 速 3 25 +22
急 行 28 -25
準 急 5 0 -5
36 28 -8
千代田 比較
急 行 0 2 +2
準 急 6 0 -6
通勤準 0 9 +9
6 11 +5

上記のほか
複々線化による輸送力増加分は、通勤特急の増に充てられています。
「 相模大野駅 」停車の特急 1本増
「 相模大野駅 」通過の特急 2本増

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・1
新宿行快速急行の混雑原因

快速急行により新宿駅までの所要時間は短縮されましが、旧ダイヤと比較すると、相模大野駅において、新宿行の輸送力が大幅に低下しています。

このため、

  • 相模大野駅乗車時の混雑率が以前の急行と比較して悪化して、吊革にもなかなか掴まれない状態となった。
  • 新宿行の本数の削減により非常に不便になった。
    自宅を早く出なければならない事になり、複々線化による新宿までの所要時間の短縮効果が相殺されている。
  • 町田駅においても、相模大野駅と同様で、ホームに溜まった乗客が快速急行に乗り込むため、町田~新百合ヶ丘駅までの混雑が、新宿駅までの間で一番酷くなった様に思われます。
  • 唐木田駅・小田急多摩センター駅(始発)の急行・通勤急行(新宿行)が、6:00~8:59の間に、新百合ヶ丘駅経由で12本運行されているため、ダイヤ改正以前よりも、新百合ヶ丘駅で乗車する乗客が減るはずなのですが、朝ラッシュ時の時間帯では、新百合ヶ丘駅で車内の混雑状態は更に酷くなります。
    上記の原因がわかりました、知りたい方はしたの記事をクリックしてくださいね!

    小田急線 快速急行の混雑・新百合ヶ丘 ~ 登戸が酷いのはなぜ?

    通勤急行(小田急多摩線)

    時 間 種 別 本 数
    6:00~6:59 通勤急行  02
    6:00~6:59 急      行 01
    7:00~7:59 通勤急行  06
    8:00~8:59 通勤急行  03
    12
  • 登戸駅では、南武線に乗り換える乗客、通勤準急に乗り換える乗客の方がおりますので、車内では、多少の余裕ができます。
    以降、下北沢では、降車乗客 > 乗車乗客ですから空き々です。
  • 代々木上原駅では、千代田線に乗り換えの乗客も大勢いますが千代田線に乗り換える乗客も大勢います。
    朝ラッシュの時間帯によっては、ホームに溜まっている乗客が乗車するため、酷い混雑状態ですね。

・2
千代田線乗り入れ
通勤準急の混雑状況

千代田線乗り入れですが、急行・通勤準急で5本増加していますから、相模大野駅乗車時の混雑率は改善されてはいますが、代々木上原駅までの所要時間はおおむね50分。

旧ダイヤと同様の所要時間で、新ダイヤにおいても時短改善は見られませんね。

相模大野駅では、通勤準急から快速急行に乗り換える方がおりますから、座れはしませんが車内はガラガラです。

快速急行が停車しない、玉川学園前駅 ~ 柿生駅で多数の乗客が乗車されますが、新百合ヶ丘駅までの間においても、新聞などは余裕で読むことが出来ます。

旧ダイヤの準急・綾瀬行の時は、鶴川で車内移動が難しくなりましたが、新ダイヤの通勤準急では、玉川学園前駅で車内移動が出来なくなりました。

通勤準急の始発は、海老名・ 本厚木駅となり、座っている
乗客は大手町方面に向かう方が多数派で、小田急線内の駅で席を立つ方は少ない様です。

通勤準急は、登戸駅で南武線に乗り換える乗客が大勢いらっしゃいますので、車内混雑度は軽減されますが、快速急行が停車しない成城学園前・経堂駅に停車するため、経堂駅 ~ 下北沢駅はめちゃ混みの状況です。

それでも、ダイヤ改正前の急行
が成城学園前駅に停車していた時に比べて多少余裕がある様です。

小田急線・新ダイヤの混雑状況
(2018年)のまとめ

相模大野駅では、朝ラッシュ時間(6:00~8:59)「新宿」に向かう列車が 8本減少していますから、相模大野・町田駅の乗車時の混雑度の悪化は当たり前ですよね!

京王相模原線から小田急多摩線に乗り換えを促すために、唐木田・小田急多摩センター駅に通勤急行・急行合わせて12本、新宿行の始発を設定したことが一番の要因です。

朝ラッシュの時間帯に多摩線を経由して新百合ヶ丘駅から通勤急行など12本運行しますから、新百合ヶ丘駅、以西の小田原・江ノ島方面の新宿行の列車本数は減るのは当たり前です。

小田急線・新ダイヤ改正以前は、京王線との競合を避けるため、多摩線からの列車は全て千代田線乗り入れとしていましたが、京王相模原線からの乗り換えを促すためとしても、12本全てが新宿」行きは極端すぎるダイヤと思います。

小田急多摩線乗車の中にも千代田線を利用されている方は多数いるはずですし、新百合ヶ丘駅から西の小田原・江ノ島方面の既存利用者の利便性をないがしろにしてまでの新ダイヤです。

小田急線全線では、複々線になったことで、輸送力の向上・
速達性改善・混雑率改善に繋がったと考えられますが、相模大野駅 ~ 新百合ヶ丘駅の快速急行に関しては、小田急小田原線・混雑・悪化となっています。

特急を3本増発するなら、快速急行を3本小田原線に投入して頂きたいものです。

小田急グループが進めている海老名市のタワーマンションなどの再開発が進捗して乗降客数が増加しますと、小田原線利用者の不満はさらに高まります。

最近になって気付きましたが、夕方帰宅時の新百合ヶ丘駅18:25分(
発)の快速急行 唐木田行きを見てみますと、新百合ヶ丘駅で殆どの乗客が18:26分(発)の本厚木行きに乗り換えます。

快速急行唐木田行で立っている乗客は少数派、対して各停本厚木行きは超満員です。

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快速急行 唐木田行き ( 新百合ヶ丘ホーム )
8時25分発・快速急行唐木田

快速急行唐木田車内

各停本厚木行き ( 新百合ヶ丘ホーム )

各停本厚木

各停本厚木混雑

快速急行 唐木田行き
・18:59
・19:29 19:59
・20:29 20:59
・21:29 21:57
・22:27 22:57
・23:27
19:00~21:00の快速急行「唐木田」行を見ますと、おおむね上記の写真と同様ですね。

以下は急行 唐木田行です

8月1日(水)新百合ヶ丘18:01(発)急行 唐木田行が、新百合ヶ丘駅3番ホームに到着しました、小田原・江ノ島方面に向かう乗客が1・2番ホームに向かう様子。

急行唐木田行18:01

18:01
発車時刻を待つ急行「唐木田」行の様子。

急行唐木田新百合3番ホーム

2019年10月も、おおむねこの様な状態が続いています、新百合ヶ丘駅の3番ホームから乗り込む乗客は少数派です。

いつも思うのですが、快速急行 唐木田行の様に、急行 唐木田行も2番線に停車すれば、玉川学園前駅までに降車する多数の乗客が階段を上って1・2番線に向かわず済むのにと思うのは管理人だけでしょうか?

京王相模原線からの乗客シフトが、思惑通りには進んでいない状況を表していますね。



 

・1
多摩センター ~ 新宿
京王相模原線 VS 小田急多摩線の比較

項  目 小田急
種 別 準特急 通勤急
多摩センタ(発) 07:02 07:08
新 宿(着) 07:44 07:48
所要時間(分) 42 40
交通費(円) 319 370
6ヶ月定期 65,610 71,230

6ケ月定期代が京王線と比較して小田急線が5,620円高くなっていることが、京王線からの乗客乗り換えシフトが進まない原因ではないでしょうか?

利用者としては、始発で座われる小田急多摩線にチェンジしたいと思っても、勤務している会社が定期代がお安い路線を選択する様に指示しているのではないでしょうか?

6ヶ月定期代が京王線と同額程度にならないとこの状態は解消されないと考えられます。

新百合ヶ丘駅の3番から1番ホームに乗り換えを強いられる、柿生駅 ~ 玉川学園前駅にお住まいの方も一言、お客様センターに言いたくなりますね。

小田急線・新ダイヤを、新百合ヶ丘駅以西の利用者がまとめると下記の様になります。

  • 京王電鉄㈱リベンジ失敗
  • 利潤追求のため > 既存利用客の利便性ないがしろ
  • 目論み外れの空回り
  • 複々線化による所要時間短縮・台無し

3月17日の小田急線・新ダイヤ以降、朝の通勤方法を色々と試してみました。

新宿駅までの車内混雑を避ける方法ですが、相模大野・町田駅にて快速急行・座席前の吊革に掴まることが出来ない様な状態であれば、後続の通勤準急に乗車して向ヶ丘遊園駅にて通勤急行に乗り換えるのが良い方法ではと思われます。

町田駅の階段辺りに停車する車両に乗れば、横浜線へ乗り換える方が大勢おられますから、運が良ければ座れる可能性があります。

運良く通勤準急で座れたならば、代々木上原駅で快速急行に乗り換えても良いですね。
所要時間はかかりますが、混雑を避けるには良い方法と思います。

新百合ヶ丘駅、以西の小田急線利用者は、2019年春のダイヤ改正に期待するしかなかったのですが、2019年春のダイヤ改正においても期待は外れてしましました。

2020年春のダイヤ改正に期待しましょう!

京王相模原線との勝負は小田急多摩線延伸後にリベンジです!

 

以上「小田急線・新ダイヤの混雑状況(2018年)」でした。

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