小田急線利用者・相模大野までの広域避難場所と帰宅困難者受入施設

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東急電鉄 震災時安全ハンドブック

目 次

緊急地震放送~地震発生まで

揺れが収まったら

家族との安否確認
..1)災害用伝言板(web171)の利用
..2) J-anpiの利用

4  自宅に帰れるか検討する

5  用語の解説
..1)一時避難場所とは?
..2)広域避難場所
..3)避難所とは?
..4)一時滞在施設?
..5)帰宅困難者とは?
..6)災害時帰宅支援ステーションとは?

6 町田・相模大野までの帰宅ルートは?

7 町田・相模大野までの
広域避難場所・一時滞在施設
..・大手町・日比谷地区
..・渋谷周辺
..・新宿周辺
..・池尻大橋~三軒茶屋・周辺
..・駒沢大学・周辺
..・二子玉川・周辺
..・溝の口・周辺
..・宮崎台~鷺沼・周辺
..・たまプラーザ~あざみ野・周辺
..・青葉台~田奈・周辺
..・長津田~中央林間・周辺
..・町田~相模大野・周辺

8 災害時の情報入手先
..1)東京都防災ホームページ
..2)神奈川県防災・災害情報サイト
..3)川崎市防災情報ポータルサイト
..4)横浜市帰宅困難者一時滞在施設
……検索システム
..5)防災情報・災害情報のTwtter
..6)官公庁のTwtter
..7)NHKニュース防災
..8)radiko 

9 まとめ


緊急地震放送~
地震発生まで

1)建物内

  • 火を消す
  • 室内のドア、窓を開けて避難口を確保
  • 窓ガラス(飛散)やキャビネット(店頭)から離れ、「物が落ちてこない」「倒れてない」「移動しない」場所に身を隠す(机の下にもぐり机の足を掴む)
  • エレベーター内では、全て停止ボタンを押して最寄りの階で降りる

2)屋 外

  • 塀、電柱、自動販売機などの倒れやすいものから離れる
  • カバン、衣類などで頭を覆い落下物から身を守る
  • 落下物がない場所では、その場で座り揺れが治まるのを待つ

揺れが収まったら

1)周辺状況の確認

  • 建物の傾き、壁や天井のひび(危険性)の確認
  • 火災発生時には、自身が安全な範囲で協力しながら初期消火を行う
  • 火災消化が困難な場合は、火から離れる(ハンカチ等で口を覆う)
  • 周辺に負傷者がいたら、自身が安全な範囲で周囲と協力しながら応急手当
  • 自身が負傷した場合には、大声で助けを呼ぶ、音を出す

2)避難判断のポイント

  • 建物の傾き、壁や天井のひびが無く火災の発生も無い場合、余震が生じる可能性もあるため、建物内に留まり様子を見る(安全な建物と判断)
  • 留まることが安全では無いと自己判断した場合、建物のブレーカーを落とし(2次災害防止)近隣の「一時避難場所」に向かう
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家族との安否確認

1)災害用伝言板(web171)の利用

  • NTT東日本、西日本が提供する災害用伝言版サービスです
    災害等の発生時に限って、利用可能となります
    体験利用日として、毎月1日および15日ほか、特定日において体験利用が可能です
  • 伝言の登録方法
    ①電話番号
    -(ハイフン)ナシで入力 090××××
    ②登録をタップ
    ③名前(ひらがな入力)
    ④安否状態(画面選択)
    以下を選択してタップ
    ・無事です
    ・被害があります
    ・自宅にいます
    ・避難所にいます

    ⑤伝言(最大100字)
    ⑥登録をタップして完了
    ⑦登録完了の画面が表示されます
    ⑧最初のページへ戻るをタップ

    他のユーザーが電話番号や名前から検索して伝言を確認できます
  • 伝言の検索方法
    ①web171にアクセスします
    ②家族や友人の電話番号を入力
    ③確認をタップ

    検索された電話番号で伝言が登録されていた場合に伝言が表示されます

2) J-anpiの利用

  • NTTレゾナントが提供する安否情報まとめて検索サービスです
    PC・スマートフォンなどから J-anpiを起動し、電話番号または名前を入力して検索します
  • ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信キャリアが提供する災害用伝言板
  • NHKなどの報道機関、各企業・団体が提供する安否情報
  • googleが提供するパーソンファインダー

一括で検索し結果をまとめて確認することができるサイトです

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 自宅に帰れるか検討する

地震の規模、発生時間、交通機関の運行状況、御自身の体力を鑑みて総合的に判断します。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、都内の鉄道が動き出したのが深夜ですから「首都直下型地震」が発生した場合、鉄道復旧は数日かかることが予測されるため、

  • 徒歩での帰宅が原則となります
  • 停電していることも前提ですので、日没の行動は厳禁です
  • 幹線道路を通って帰ること
  • 自治体、報道機関からの正確な情報を収集する事が必要
  • 鉄道など公共交通機関の運行情報
    道路の被害情報
    を確認して、職場等で宿泊するなども検討します
  • 町田・相模大野までをgoogle mapで調べますと

    「新 宿~相模大野」約36Km
    分速80mで 7.5H(通常時)
    分速40mで15.0H(震災時)

    「大手町~相模大野」約39Km
    分速80mで 8.1H(通常時)
    分速40mで16.2H(震災時)

    途中、どちらかの「一時避難場所」または「一時滞在施設」で泊まらないと相模大野、町田には帰宅できないことが分かりますね

上記の要件から「怪我をされている方」「小さなお子さん連れの方」「体力に自信のない方」は、もよりの「一時滞在施設」に向かい安全を確保します。

以外の方は帰宅ルートを検討します。

用語の解説

1)一時避難場所とは?

  • 災害から身を守る場所

2)広域避難場所

  • 火災の熱から身体を守るためにおよそ10ha以上ある避難場所
     一時避難場所が危険になった際、広域避難場所に避難します

3)避難所とは?

  • 地域住民が避難生活をするための場所
    食料や飲料水の備蓄あり
    避難所は地域住民のが主となるため、帰宅困難者は受け入れない可能性が高い

    ※ex
    町田市在住の方が自宅が倒壊した様な場合、近隣の避難所に一時的に避難します

4)一時滞在施設?

  • 発生から3日間程、帰宅ができるまで待機する場所がない帰宅困難者を一時的に受け入れるための施設です

  • 都道府県市の施設(東京都庁第一本庁舎ほか)
  • オフィスビルのエントランスホール(ex.六本木ヒルズほか)
  • ホテル(ex.渋谷エクセル東急ほか)
  • 商業施設(渋谷ヒカリエほか)
  • 大学(青山大学ほか)
    多数が指定されており(
    都・県・市の施設と民間施設)、災害情報の提供、施設によっては飲料水や食料、毛布などの備蓄品を提供します。

    ただ、2016年3月の毎日新聞の報道では、東京都内で一時滞在施設として確保されている民間の施設のうち、70%超の278ヶ所の施設が避難者が殺到することを懸念して災害発表前の公表を希望していないことが東京都の集計で分かっています。

5)帰宅困難者とは?

  • 災害場所から自宅までの距離が遠いため、徒歩による帰宅が困難な人を指します
    帰宅距離が10kmを超えると、御自身の体力により徒歩での帰宅が困難になる人が現れ、20km 以上の人は全員「帰宅困難」と定義されています。

    20Kmを小田急線の新宿から計測してみますと、生田駅辺りになりますから、町田・相模大野在住の人は「帰宅困難者」に定義されます

6)災害時帰宅支援ステーションとは?

  • 帰宅困難者の徒歩帰宅を支援するための施設で、災害情報の提供、水道の提供、トイレ貸与など徒歩帰宅者を支援する施設になります。
    コンビニエンスストア
    (セブンイレブンほか)
    ファストフード
    (モスバーガーほか)
    ファミリーレストラン
    (デニーズほか)
    ガソリンスタンドなどの施設が支援します
    施設には以下の様なステッカーが貼られています

町田・相模大野近隣に居住されている帰宅困難者が利用できる施設は、原則的に
・避難場所
・一時滞在施設
・災害時帰宅支援ステーション となります

 

広域避難所

広域避難場所 

災害時帰宅支援ステーション
コンビニエンスストア・ファミリーレストラン

帰宅支援ステーション

災害時帰宅支援ステーション
ガソリンスタンド

災害時帰宅ステーション


町田・相模大野までの
帰宅ルートは?

管理人の私見になりますので、参考意見として下さいね!

大手町・新宿から、町田・相模大野まで帰宅するルートは、小田急線沿線を歩く(世田谷通り)ルートと東急田園都市線沿線を歩く(国道246号線)ルートの2通りになります。

ルートを選択するポイントはどちらが安全に帰宅できる可能性が高いかになります。

道幅は、国道246号線 > 世田谷通りですし、国道246号線は、震災時には一般車両が通行できない「緊急自動車専用路」に指定されていますので、一部通行止め等があっても早期に復旧される国道です。

この他にも、一時滞在施設での泊りが前提となりますが、小田急沿線、町田・相模大野までの間で帰宅困難者の一時滞在が可能な大規模商業施設、オフィスビル、ホテルなどのがある駅を考察しますと?

新宿・新百合ヶ丘の2ヶ所(一時滞在施設として多数の帰宅難民を受け入れ可能な施設が少ない)。

対して東急田園都市線では、渋谷、三軒茶屋、二子玉川、溝の口、たまプラーザ、青葉台の6ヶ所、全ての駅に東急グループのオフィスビル、商業ビル、ホテルのいずれかがあります。

事前公開しない一時滞在施設が多い中で、渋谷駅周辺において東急電鉄傘下のホテル、商業施設を一時滞在施設にすることが事前に公表されています。

このため、東急田園都市沿線の東急グループ施設が帰宅困難者に対して一時滞在施設or災害時に
帰宅支援サービス等を行う可能性が高いと思われます。

上記2つの理由から、管理人は国道246号線ルートからの帰宅を目指す方を個人的にお勧めします。


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町田・相模大野までの
広域避難場所・一時滞在施設

大手町・日比谷地区

一時滞在施設
・東京国際フォーラム
・東京交通会館
・日比谷グリーンサロン
・「緑と水」の市民カレッジ

渋谷周辺

一時滞在施設
・青山学院大学

・東京ウィメンズプラザ
・国連大学本部
・渋谷東武ホテル
・日本アムウェイ
・日本基督教団東京山手教会
・渋谷ヒカリエ
・渋谷エクセルホテル東急
・金王八幡宮
・興産信用金庫渋谷支店
・セルリアンタワー東急ホテル
・国学院大学
広域避難場所
・青山学院・実践女子学園一帯

・青山墓地一帯
・聖心女子大学一帯
・駒場東大・駒場野公園一帯

新宿周辺

一時滞在施設
・東京都庁第一庁舎
・東京都議会議事堂
・東京都庁第2本庁舎
・新宿都税事務所
・新宿文化センター
・新宿区立産業会館
・環境学習情報センター
エコギャラリー新宿
・ホテルサンルートプラザ新宿
・角筈地域センター
角筈区民センター
・文化学園大学
・アグリスクエア新宿
・ドコモ代々木ビル
・国立オリンピック記念
青少年総合センター
・新国立劇場
広域避難場所
・新宿御苑
・新宿中央公園
高層ビル群一帯
・明治神宮・代々木公園一帯

池尻大橋~三軒茶屋・周辺

広域避難場所
・世田谷公園一帯
・昭和女子大学一帯
・太子堂円泉ヶ丘公園
三宿の森緑地一帯

駒沢大学・周辺

一時滞在施設
・深沢高等学校
広域避難場所
・駒沢オリンピック公園一帯

二子玉川・周辺

広域避難場所
・多摩川河川敷・二子橋一帯

溝の口・周辺

一時滞在施設
・ホテルメッツ溝の口
・ノクティービル
・川崎市高津市民館
・川崎市生活文化会館
(てくのかわさき)
・川崎看護専門学校
・川崎大山街道ふるさと館
・川崎市高津図書館
・川崎市総合教育センター
・洗足学園音楽大学
広域避難場所

・橘処理センター
・市民プラザ

宮崎台~鷺沼・周辺

一時滞在施設
・セレサモス宮前店
・宮前市民館
・さくら会堂
・アスリエ鷺沼

たまプラーザ~あざみ野・周辺

一時滞在施設
・山内地センター
・アートフォーラムあざみ野
・中山西地区センター
・学校法人国学院大学
・東京都市大学横浜キャンパス
・シティーホール江田
広域避難場所
・国学院大学グランド
・たまプラーザ団地一帯

青葉台~田奈・周辺

一時滞在施設
・青葉台フォーラム
・多摩田園都市まちづくり館

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長津田~中央林間・周辺

一時滞在施設
・緑区民文化センター

・長津田地区センター
・大林寺山水閣
・森村学園
・つくし野
コミュニティーセンター
・南町田駅前連絡所
・学習センターつきみ野
・三機工業㈱
広域避難場所
・森村学園
・南長津田団地
・上鶴間小学校
・上鶴間中学校
・つきみ野中学校
・大和高等学校
・相模カンツリー倶楽部

 

町田~相模大野・周辺

一時滞在施設
・町田市民ホール
・町田市民フォーラム
・町田市立中央図書館
・ベストウエスタン
レンブラントホテル東京町田
・町田市文化交流センター
町田市 生涯学習センター
・町田ボウリングセンター
・ホテルラポール千寿閣
・神奈川県立相模原中等教育学校
・神奈川総合産業高等学校
・相模女子大学グリーンホール
広域避難場所
・相模女子大学一帯

 

新宿・大手町~相模大野までの主な「一時滞在施設」「広域避難場所」になります。

上記の情報は2017年、東急電鉄「震災時安全ハンドブック(2017年 改訂版)」等から引用しています。
・・
東急電鉄「震災時安全ハンドブック」には「東急ストア」の所在地が記されていますので駅名を記載しますが、震災時に帰宅支援を受けられるかも知れません。

三軒茶屋・用賀・二子玉川・高津・溝の口・梶ヶ谷・宮崎台・宮前平・鷺沼・たまプラーザ・あざみ野・江田・市が尾・藤が丘・田奈・つくし野・南町田・中央林間になります。

災害時の情報入手先

1)東京都防災ホームページ
2)神奈川県防災・災害情報サイト
3)川崎市防災情報ポータルサイト
4)横浜市帰宅困難者一時
….滞在施設検索システム
5)防災情報・災害情報のTwtter
横浜市
・町田市
相模原市
6)官公庁のTwtter
気象庁
・首相官邸
・内閣府
・国土交通省
7)NHKニュース防災
8)radiko

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まとめ

2011年3月「東日本大震災」発生時に、管理人は「東京国際フォーラム」でセミナー参加していましたが、建物がこれまでに経験したことがないほど揺れましたので、あわてて机の下に潜ったのを覚えています。

地震発生後にセミナーは直ちに中止解散となり鉄道などの交通機関が動いていませんでしたので、徒歩で渋谷方面に向かいました。

当時の状況を申し上げますと、下記の様な状況になっています。

  • 車は車道に乗り捨ててあり、道路交通網が遮断され大渋滞が生じている
  • スマートフォンは、回線がパンクしているため繋がらない
  • コンビニの商品は発生後まもなく売り切れ
  • 歩道には割れた窓ガラスが散乱している場所も所々にあり
  • 余震も度々発生
  • 歩道には人で溢れかえる

事務所に戻り待機をしていましたが、当日の22時頃から京王電鉄、東急電鉄、小田急電鉄が点検を終えて運転を再開しましたので、相模原市まで戻ることが出来ました。

首都直下型地震が発生した場合、鉄道の復旧は最低でも数日かかりますから、町田・相模原にお住まいの方は帰宅困難者に
なります。

災害の発生時間や災害状況によりますが、1~2泊して地元に帰ることになります。

このため、

  • 底の平なウォーキングシューズなどを勤務先ロッカーに入れておく
    ヒールの高い靴では長い時間は歩けません。
  • USB電源アダプター・USBケーブル・バッテリーなどは常時バッグに入れておく。
  • 軽い折りたたみ傘を常時バックに入れておく。
  • 地震発生直後、余裕がある方は早めにコンビニで水と食料(チョコレート)等を調達。
    腹が減っては、歩けない。
  • 小さなお子さん連れの方は、直ちに最寄り商業施設ベビーコーナーに直行。
    「東日本大震災」では、都内にある多くの百貨店が帰宅困難者を受け入れています。・。
    リスク対策.com:
    百貨店の避難対応 高島屋・小田急百貨店
    オーシャンブリッジ高山のブログ:2011.3.11のこと
  • 国道246号線を歩いて帰りますので、東急電鉄発行の「震災時安全ハンドブック」をカバンの中に入れておく。
    東急線各駅ならびに沿線の東急ストア60店舗で無料配布しています。

首都圏直下型の大地震に備えて出来ることは事前に準備しておきたいですね!

以 上
「小田急線利用者・相模大野までの広域避難場所と帰宅困難者受入施設」でした

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