相模原市で「移動式オービス」の取り締まりが行なわれました!

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目 次

1 オービス(Orbs)とは?

2 オービスの種類は?
・ 1)レーダー式

 ・2) Hシステム
 ・3) ループコイル式
 ・4)LHシステム
4) ①Nシステム

 ・5)移動式中型オービス
 ・6)移動式小型オービス

3 移動式オービス
. .相模原市の通学路に初設置

4 相模原市で「移動式オービス」のまとめ


オービス(Orbs)とは?

高速道路・主要幹線道路などに設置されている「自動速度違反取締装置」のことです。

ラテン語で「眼(Orbs)」を意味している「ボーイング社」の商標です。

国内の「自動速度違反取締装置」全てが「ボーイング社」製ではありませんが、70年代から設置されていることもあり、国内の「自動速度違反取締装置」の通称になりました。

主に高速道路、主要幹線に設置されており、制限速度を大幅に超過して走行している車両を検知すると、フラッシュが炊かれて「車両速度記録」「ナンバープレート」「運連手」の撮影が行われ、後日に出頭通知書が自宅に届きます。

警察庁から発表はされていませんが、経験則では一般道30Km、高速道路40Km以上の速度超過を検知した時に作動する様です。

一般道で30Km、高速道でも40Km以上の速度超過で減点6で即免停。

赤切符となりますので簡易裁判所に呼び出されます。

警察官が違反現場を確認していたわけではありませんから、悪質な速度超過のみを対象としている取締りです。

最近では「通学通路」「生活道路」にも設置できる「移動式オービス」が相模原市内においても運用されています。

本記事では、全国で運用されている「オービス」の種類、相模原市内における「移動式オービス」の取締り記事、市民への影響について記載しました。

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オービスの種類は?

1)
レーダー式

オービスレーダー式
車両に電波を照射して、反射してきた電波周波数から速度を計測します。

最も古いタイプのオービスです。

10.525Ghzで速度を計測します。

赤外線で撮影するタイプで撮影はフィルム式。

測 定 方 法:レーダー
測 定 位 置:手前 10~15m
フラッシュ:路肩に設置
〃の強さ:強烈
レーダー探知機:検知可能
GPS    〃   :検知可能


2)
Hシステム

オービスHシステム
レーダー式ですが、頭上にある白色板からレーダーが照射され、白色版の横にカメラが設置されています。

レーダー式と同様に10.525Ghzで速度を計測します。

デジカメで撮影するタイプ。

計測可能想定速度は、40~220km。

製造元である三菱電機(株)が撤退したことで、新規に増設されることはありません。
 
測 定 方 法:レーダー
測 定 位 置:手前 10~15m
フラッシュ:斜め上に設置
〃の強さ:従来型より弱い
レーダー探知機:検知可能
GPS    〃    :検知可能


3)
ループコイル式

オービスループコイル式

出典:https://auto-car.jp/orbis

頭上の測定器具などの構築物なし。

カメラは路肩に設置されています。

地面に埋設しているセンサーにて速度を感知。

路上に6.9m毎に3つのループコイルセンサーが埋設されていおり、3つのコイルで2回計測することができます。

2回の計測結果に大きな誤差が生じている場合、 誤計測として撮影は行われません。

撮影地点に白線が横に引かれており、路肩、道路脇にカメラが設置されています。

測 定 方 法:ループコイルセンサー
測 定 位 置:7m手前
………………~撮影地点の白線
フラッシュ:路肩に設置
〃の強さ:強い
レーダー探知機:検知不可
GPS    〃    :検知可能


4)
LHシステム

LHオービス

  出典:https://auto-car.jp/orbis

Hシステムとループコイル式を掛け合わせたオービスです。

地中に埋められたループコイル式のセンサーにより計測します。

ループコイルセンサーで測定するため、レーダー探知機での探知ができません。

頭上にシステムがまとめられておりますが、白色板レーダーは設置されていないため、「Nシステム」と混同しますが、赤いパトランプがついているのが特徴です。

ループコイル式との違いは、LHシステムはデジタル撮影なので瞬時に画像がセンターに送られますが、ループコイル式はフィルム撮影方式となります。

測 定 方 法:ループコイルセンサー
測 定 位 置:7m手前
………………~撮影地点の白線
フラッシュ:頭上
〃 の強さ  :従来型より弱い
レーダー探知機:検知不可
GPS    〃    :検知可能

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4)①
Nシステム

Nシステム画像

出典:http://xn--zck6a6a2l272op51e.jp/nsystem/

自動車ナンバーの自動読取装置
手配車両のナンバーと照合に用いられ、犯罪捜査などに活用されます。

 

5)
移動式中型オービス

移動式中型 オービス

出典:http://orbis-guide.com/

 スウェーデンの「Sensys」社が開発した移動式中型オービス(iM)で、速度違反の取締り以外にも違ライトによる警告、歩行者への音声警告機能を有している様です。

本体に「フラッシュ」「レーダー」「カメラ」が内蔵されており、設置が簡単なことが最大の特徴です。

2017年から運用されており、従来の固定式オービスと比較すると、サイズがコンパクトなので主要幹線道路以外にも設置可能なオービスです。

最新のレーダー探知機であれば、レーダー波+GPSで探知することができます。

・・・


6)
移動式小型オービス

警察車両やパトロールカーに搭載されるものや、警察車両に積み込んで三脚にセットするタイプの東京航空計器製 LSM‐300 「可搬式自動速度取締器(移動オービス)」が運用されています。

持ち運びが自由にでき、小型で場所もとりませんから、「生活道路」「抜け道」にも設置できることが最大の特徴です。

測定には、レーザーを用いるため レーダー探知機では検知不能。

簡易設置が可能なのでマップで対応も難しいのが実情ですね。

埼玉、富山、愛知、神奈川県警ほか全国的に運用されており、今後もさらに導入エリアが拡大されていく予定です。

上記①~⑥のオービスは「高速道路」「主要幹線道路」などに設置されます。

⑤⑥のオービスは「幹線道路」「生活道路」「抜け道」に設置されます。

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移動式オービス
相模原市の通学路に初設置

読売新聞2018年4月14日(朝刊)からの引用です

抜け道の歩道に三脚、通学時間帯に小型オービス

相模原市 小型オービス取り締まり風景

神奈川県警相模原南署は13日、相模原市立新磯小学校の児童が登下校で利用する市南区新戸の市道で、持ち運びが可能な小型の速度違反自動監視装置(オービス)を使って速度違反の取り締まりを行った。

この市道は、県道46号の抜け道として普段から交通量が多く、制限速度は30キロだが歩行者が危険を感じることがあるという。地域住民も取り締まりを要請していた。

この日の取り締まりは午前7時頃から約2時間行われた。ランドセルを背負った児童が登校する中、歩道に三脚を広げてオービスを設置。警察官が通行する車に目を光らせていた。

このオービスは、道路幅のせまい住宅街など、これまで取り締まりが難しかった場所にも設置しやすく、効果が期待されている。同署は時間帯や場所を変えて当面、運用するという。


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相模原市で「移動式オービス」のまとめ

警察庁は、2017年6月に発表した「速度違反自動取締装置について」の中で、警察官を動員して行う「定置式取締り」(通称:ネズミ取り)などを補うために、移動式オービスの導入を促進することを明らかにしています。

「ネズミ取り」を実施するには、「速度計測」「誘導」「取り調べ」「逃走者の追跡」など10
名程度の警察官のほか、違反車両を停めるためのスペースも必要となりますし、警察官の「受傷事故」「天候」などにも配慮するため、時間的・場所的な制約を受けます。

このため、警察庁が取締りの切り札として導入を進めているのが「可搬式自動速度取締機」(移動式オービス)です。


4月13日、相模原南署が相模原市南区新戸で行った取締りは、「東京航空計器(株)」(東京都町田市)製の「移動オービス(小型オービス)」で重量25kgですから車両での運搬も楽々です。

小型オービスを路肩に三脚で設置、レーザー光を連続照射して走行車の速度を計測します。

速度超過の検出時に内蔵カメラで車を撮影、後日ドライバーに通知されます。

要員もスペースも最小限で済みますから、「ネズミ取り」よりはるかに効率的です。

「読売新聞」に掲載されている写真では「小型オービス」(移動式オービス)の横に警察官が座っています。

警察官が「小型オービス」の側にいる場合は、速度超過の違反現場を警察官が確認した(現認)こことになりますから「白バイ」「パトカー」「ネズミ取り」による取り締まりと同様に15Kmオーバーから取り締まる可能性が高いですね。

「読売新聞」の記事では

  • 主要幹線への抜け道で普段から交通量が多い
  • 制限速度は30Kmですが歩行者が危険を感じる道路
  • 地域から警察に取り締まりを要請
  • 小学校の通学通路
  • 取締りの時間帯は7:00~9:00

ネズミ取りよりも、要員もスペースも最小限で行えますから、上記の様な条件が揃っている「幹線道路」「抜け道」「生活道路」は、「小型オービス」の取り締まりの対象ですね!

取締りを行ってすぐ撤収ですから神出鬼没です。

神奈川県警のサイトから抜粋しています。
興味のある方は、チェックしてくださいね!
神奈川県警・今月の「スピード違反」重点取締り場所!

あなたの自宅そばでも。。。。
町田市にお住まいの方も気が付いたら「小型オービス」に捕まった!
となる日が来る方もいらっしゃるかもしれませんね。

交通ルールを守って安全運転ですね。


以上
「相模原市で「移動式オービス」の取り締まりが行なわれました!」でした。

 

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