飲酒量と体内からアルコールが抜ける時間の目安は?

朝の飲酒検問

目 次

1 飲酒取締り基準
2 飲酒運転の罰則と違反点数
..2.1 運転者
..2.2 飲酒運転の認知同乗者
..2.3 呼気と血中アルコール濃度の関係

3 一時間当たりのアルコール処理
能力は?

4 飲酒したアルコール量の計算
..4.1 アルコール度数の目安
..4.2 飲酒した純アルコール量を計算
..4.3 アルコールが抜けるまでの時間

5 飲酒後6時間 
呼気1ℓ中のアルコール濃度0.15㎎
下回る飲酒量は?

6 飲酒量と体内からアルコールが抜ける
時間の目安まとめ

アイキャッチ画像は、2019年2月22日 朝日新聞より引用しています。



「 飲んだら乗るな。飲むなら乗るな 」誰もが知っている飲酒運転撲滅キャンペーンの標語ですね。

前夜にお酒を飲んだ後にどれくらいの時間が経てば車に乗れるのでしょうか?

車ではないのですが、全日本空輸に限らず下記の様な記事が時々報道されています。

前夜に飲んだお酒が残って酒気帯になっているのです。

全日空機長から酒気、4便遅れ 前夜ビール2リットル

全日本空輸は7日、福岡空港で40代の男性機長から規定値を超えるアルコールが検出され、乗務を交代したと発表した。このため、国内線4便に最大で1時間余りの遅れが生じ、乗客計1900人余りに影響した。

全日空によると、機長は7日午前7時前に同空港でアルコール検査を受け、呼気1リットル当たり0.22ミリグラムが測定された。規定値は同0.05ミリグラム。

機長は6日午後8~10時ごろ、福岡市内の居酒屋で500ミリリットル入りのビールを4本飲んだ。「気が緩んでしまった」と話しているといい、飲酒時間や飲酒量も社内規定に抵触していた。

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運送事業者に対しても、運転前のアルコール検知器での検査実施が2011年5月より義務付けられています。

自分では「 酔っていないから大丈夫 」と思っても、実際に体内からアルコールが抜けているのか判りませんね!

  • 飲酒運転の罰則規定
  • アルコールが体から抜ける時間の目安
  • アルコールを早く抜くための方法

…….などについて調べました。

飲酒取締り基準

酒気帯びで車両を運転することは道路交通法で禁止されています。

取締りの基準では飲酒運転を「酒気帯び運転」「酒酔い運転」の2通りに区分して規定しています。

酒気帯び運転
酒に酔った状態でなくとも、呼気(こき)1ℓ中のアルコール濃度が0.15㎎以上検出した状態で運転すること。
( 警察官がアルコール検知器を用いて測定しアルコール濃度が上記の基準値を超えると検挙 )

酒酔い運転
受け答えがおかしい、まっすぐに歩けないなど、客観的に見て酔った状態で運転すること。
呼気中ののアルコール濃度が0.15㎎以下であったとしても、アルコールの影響により運転に支障をきたす場合は、「酒酔い運転」となります。

お酒を飲んでいると認知して車両を提供した人も運転者と同一罰則となりますし、運転者がアルコールを飲んでいると知りつつ車両に同乗した人にも罰則規定が定められています。

飲酒運転の罰則と違反点数

.1
運転者

酒気
帯び運転

内 容
罰  則 3年以下の懲役又は
50万円以下の罰金
違反点数 呼気1ℓ中のアルコール濃度
0.15㎎~0.25㎎未満
:13点
:免停90日
違反点数 呼気1ℓ中のアルコール濃度
0.25㎎以上
:25点
:免許取り消し
:欠格期間 2年


酔い運転
呼気1ℓ中のアルコール濃度
内 容
罰  則 5年以下の懲役又は
100万円以下の罰金
違反点数 :35
:免許取り消し
:欠格期間 3年

※上記は前歴・累積点数がない状態です。

欠格期間とは?
免許取り消し後、再免許取得が許されない期間のこと

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.2
飲酒運転の認知同乗者

酒気帯び運転
:2
年以下の懲役又は30万円以下の罰金

酒酔い運転
:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

.3
呼気と血中アルコール濃度の関係

ビール中びん1本で「 酒気帯び運転 」

道路交通法において、酒気帯び運転の基準値となる呼気中アルコール濃度は0.15mg/L。血中アルコール濃度に換算すると、0.3mg/mL(0.03%)に当たります。これは、純アルコール20g(ビール中びん1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯)を飲んだときの血中アルコール濃度0.2mg/mL(0.02%)~0.4mg/mL(0.04%)に相当します。
量ではなくお酒を少しでも飲んだら絶対に運転してはいけません。

引用元:asahibeer


呼気と血中 アルコール濃度は以下の関係となります

呼気中
アルコール濃度
血  中
アルコール濃度
0.15㎎/L 0.03%
0.25㎎/L 0.05%


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1時間当たりのアルコール
処理能力は?

アルコールの分解速度は、体重1㎏当たり、1時間で純アルコール0.1gとされています。

1時間に分解できるアルコール(g)
= 体重(㎏)×0.1

このため体重が65㎏の方は1時間に6.5gの純アルコールを処理することができます。

上記は一般的な計算式で下記の様な個人差がありますので目安として下さいね!

体重による差異
体重によっても血液の量も異なります。
体重が重ければ血液の量も多いため、同じ量を飲酒したとしても、体重の重い人の方が軽い人よりも血中アルコール濃度が低くなります。

男女による差異
一般的に女性は男性よりも体脂肪比率が高いため、同一体重の方が同一量を飲酒したとしても、男性よりも血液量が少ないために血中アルコール濃度は高くなる傾向となります。

年齢による差異
一般論で個人差はありますが、中年期(48~54歳)高齢期(65歳以上)になりますとアルコールの代謝能力が衰えます。

その他
遺伝によるアセトアルデヒド分解酵素の量の違いや、飲酒習慣の有無のほか、体調によっても処理能力が変わります。

飲酒したアルコール量の計算

.1
アルコール度数の目安

お酒の銘柄によってアルコールの度数は異なります、度数がわからない場合、以下を参考にして下さい。

カテゴリ アルコール度数
発泡酒 03%~5%
缶酎ハイ 07%
ビール 05%
ワイン 14%
日本酒 15%
紹興酒 16%
焼 酎 25%
ウイスキー 40%~

.2
飲酒した純アルコール量を計算

純アルコール量(g)
= 飲酒量(ml)×アルコール度数(%)×0.8

※0.8  = アルコールの比重

ビール大瓶1本と日本酒2合
を飲酒したとすると

ビール:633ml×0.05×0.8=25.3g
日本酒:180ml×2×0.15×0.8=43.2g
……計:68.5gの純アルコールを摂取。

.3
アルコールが抜けるまでの時間

体重65㎏の方で上記の設例を基に算定すると?

=アルコールが抜けるまでの時間
純アルコールの量(g)÷ 1時間に分解できるアルコール(g)

68.5g÷(65㎏×0.1)=10.5H

ビール大瓶1本と日本酒2合を飲酒したとするとアルコールが抜けるまで10.5時間ほどかかることになります。

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飲酒後6時間
呼気1ℓ中のアルコール濃度
0.15㎎下回る飲酒量は?

体重65㎏の方が飲酒後6時間経過後、呼気1ℓ中のアルコール濃度0.15㎎ 以下になるアルコール量を逆算してみました。

血中アルコール濃度の計算式
血中アルコール濃度(%)
= ( 飲酒量(㎖)× アルコール度数(%))÷ ( 833 × 体重(㎏))×100


呼気1ℓ中のアルコール濃度0.15㎎= 血中アルコール濃度0.03%ですから、飲酒6時間後の血中アルコール濃度が0.03%以下になる純アルコール量を計算します。

体重65㎏の方が飲酒後6時間で分解するアルコール量(g)

65㎏×0.1×6H=39gとなります。

呼気1ℓ中のアルコール濃度0.15㎎ 以下になるアルコール量

血中アルコール濃度0.03%

= ( 飲酒量(㎖)× アルコール度数(%)- 39g)÷ ( 833 × 体重(㎏))×100

= (純アルコール(g)-39g)÷ ( 833 × 65㎏))×100

=(純アルコール(g)-39g)÷ 54,145×100

(純アルコール(g)-39g)=16.2435(0.03÷100×54,145)

=(純アルコール=55,24gとなります。

 

純アルコール
55.24gを換算
飲酒量
の目安
発泡酒(3%)
:1,841ml

500ml×3.6本
缶酎ハイ(7%)
0,789ml

500ml×1.5本
ビール(5%)
:1,105ml

大瓶×1.7本
ワイン(14%)
0,394ml

大瓶×1.7本
日本酒(15%)
0,368ml

2.04合
紹興酒(16%)
0,345ml

1.91合
焼酎(25%)
0,220ml

1.22合
ウイスキー(40%)
0,138ml

0.76合



飲酒量と体内からアルコール
が抜ける時間の目安まとめ

飲酒されたアルコールは、小腸から吸収され肝臓で90%ほどが代謝され、残りのアルコールについては、腸、尿、肺から排出されます。

アルコールには利尿作用があることに加え、分解するには大量の糖分を必要とするため、アルコールの代謝促進を図るには、塩分・糖分が含まれ体内への吸収が早いスポーツドリンクを飲まれると良いですね。

ただ、スポーツドリンクを多量に摂取しますと糖分の取りすぎになりますから、合わせて水を飲まれるのが一番良い方法です。

お酒を飲んでも仮眠をすればと大丈夫と考えられていた方も大勢いっしゃると思いますが、スッキリ目覚めたとしてもアルコールは体内に残っています。

アルコールが代謝される速度には個人差がありますから、上述した時間が経ったから大丈夫と保証するものではありませんが、翌日車を運転する予定のある方には、アルコール代謝の目安とされて適度な飲酒を心がけて下さいね!

以 上「飲酒量と体内からアルコールが抜ける時間の目安は?」でした。

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